こんにちは。
日本の誇る食文化「だし」のバトンを繋ぐ
「
だしみらい」の鳥居 つぐ代です。
もう三年前ですが、2016年1月13日(水)
だしソムリエ協会(現:だしソムリエStyle)主催の、
「山七・にんべん焼津工場見学ツアー」へ行ってきました。
その時の写真を使って、かつお節を作る工程の一部
かつおの生切りを解説したいと思います。
はじめに、「頭(かしら)はがし」という包丁を使って、
生のかつおの頭を切り落とし、ハラモ・内臓を取り除きます。
向かって右から、
・頭は、乾燥をかけて飼料、家畜のえさに。
・腹身(ハラモ)は、佃煮の原料やそのまま塩焼きなどに。
・内臓は、鰹の塩辛になります。
そして写真にはありませんかが、へそ(心臓)は、おでんの具に。
こうして、使えるところはすべて利用しているのが、素晴らしいですね!
次に、「身おろし包丁」を使って、鰹を三枚におろします。
皮と骨にそって、なるべく可食部分は使うという、生の切り方です。
三枚におろすのは、いかに身が骨に残っていないかが重要。
最後に「合断(あいだち)包丁」を使って、
雄節(おぶし)と雌節(めぶし)に切り分けます。
内臓のあるおなか側が雌節(めぶし)、背中側が雄節(おぶし)になります。
雄節と雌目に切り分ける時は角度を変えて、
包丁を斜めに入れ、尾節(おぶし)が大きなるように切るのだそう。
いわゆる人間でいう、男性と女性に見立てるので、
男性を大きく見せる、というのが「合断(あいだち)」の一つのやり方なのだそうです。
こうして、1匹の鰹から合計4本の鰹節ができることになりますね。
ところで、焼津に冷凍された状態で水揚げされた、かつおですが…
かつおは一晩かけてゆっくり解凍することで、うまみ成分のイノシン酸が増加するので、
良いかつお節を作るために、わざと少し鮮度を落とすんだそうです。
こちらの映像も、同じ山七さん。 先日放送された、
「世界が驚いたニッポン!スゴ~イデスネ!!視察団 2時間スペシャル」
の映像をお借りしました
以上、今日は、かつお節を作る工程 ~その1~
かつおの生切りをお届けしました。
それでは
だしと食の文化を発信する
鳥居 つぐよでした☆
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