うどんには、どんなおだし?カタクチイワシと昆布で理想のあの味

だしみらい 鳥居つぐ代

2019年07月15日 17:50

こんにちは。

日本の誇る食文化「だし」のバトンを繋ぐ

だしみらい」の鳥居 つぐ代です。


かたくちいわし(煮干し) と 昆布のおだしで、昼食にうどんをいただきました。


カタクチイワシや昆布といっても、グレードや産地による特徴も様々。

カタクチイワシは伊吹いりこを、昆布は真昆布を使いました。





さてさて、ここで質問。

「いりこ」と「煮干し」ってどう違うのでしょうか?


実は、西日本では「煮干し」のことを「いりこ」と呼びます。

つまり、いりこと煮干しは同じものなのです。


煮干しとは、魚介類を煮て干したものの総称で、

他にもウルメイワシやマイワシ、トビウオ、

意外なものだとエビやタイ、サバなどいろいろ。



「伊吹いりこ」とは「伊吹島」で獲れて加工されたもの。

中でもタクチイワシの煮干しを指すことが多いようです。


瀬戸内海で獲れる、伊吹いりこの原料となるカタクチイワシは、

波が穏やかな内海で育つため、魚質が柔らかく、背中が銀色なのが特徴。

また伊吹島は魚場と加工場がすぐそばにあり、網を引き上げてから

10〜30分以内に加工場へ運搬できるため、鮮度が高く上質ないりことなり

甘くまろやかな、おだしがとれるのです。



真昆布と伊吹いりこのおだしに、先日仕込んだ、「薄口醤油のかえし」を合わせました。


この日のお昼は、高校生の息子と二人。

鶏肉でもあれば良かったのですが、豚ひき肉しか冷蔵庫に入ってなかったので、

肉食の息子のために、肉団子うどんにしてみました…笑




味をみながら調整しましたが、この日は「かえし」を14倍のだしで割りました。

薄口醤油は、濃い口醤油より塩分濃度が高いので、かえしの醤油の量も

調整してありますが、だしがしっかりしていると、醤油の塩味も立ちますね。


今回はつゆがメインのメニューでしたので、乾物でだしをしっかりと効かせ、

少量のかえしと合わせて、満足のいく味となりました。


煮干しや昆布の種類については、奥が深いですが、

少しずつお伝えしていきますね。


それでは
だしと食の文化を発信する
鳥居 つぐよでした☆

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